抜穂祭斎行

去る10月8日、秋保神社の御神田において、「抜穂祭」を執り行いました。5月21日に行われた御田植祭にて植えられた苗は、見事な稲穂に育ち、御神田が黄金色となり収穫の時期を迎えました。

臨時祭場にて神事を斎行し、宮司の祝詞奏上後、宮司以下早乙女により抜穂の儀が行われ、御神前に稲穂を献饌し、無事に豊作を迎えることが出来たことを感謝申し上げました。神事終了後は、神社関係者・早乙女・一般参加者総出で稲刈りを行いました。

御神田で収穫した新米は、来月23日の新嘗祭で御神前にお供えした後、授与所にて神札・御守をお受けになった参拝者の方に「御神米」としてお頒ち致します。

例大祭 演芸大会

例大祭では、2日間、特設舞台また境内において様々な奉納行事や演芸が行われ、神社が賑やかに盛り上がります。

今年は、長町まざらん会の「紙芝居」やAre湯Ladyによる浴衣コンテスト、吉本興業の爆笑コメディアンズ・農業で住みます芸人キングビスケットの漫談が初めて行われ、参拝者の皆様を楽しませて下さいました。演芸大会終了後には恒例の福引大会が行われ、当選した方々に祭典委員会で用意した多くの景品が手渡されました。

当社では、演芸大会の参加者を公募しておりますので、参加希望の方は社務所までご連絡下さい。日頃の練習の成果を披露してみませんか。

少年剣道野試合奉納大会

去る9月17日、例大祭初日に「少年剣道野試合奉納大会」が執り行われました。今年で8回目となるこの大会は、参加チームが野試合を通して交流を図り、集団活動に必要なマナーやルールを学び、今後の剣道修練に取り組むための気力・体力を養って頂くことを目的として開催しております。

今回は11チームが参加して下さり、まず始めに関係者・参加選手全員が御社殿において正式参拝し、境内にて開会式が行われました。そして「日本剣道形」と「居合道」の演武が奉納され、終了後、試合開始となります。試合では、選手の気合の入った戦いが繰り広げられ、多くの参拝者の方が観戦しておりました。

閉会式では、入賞チームに賞状とメダル、秋保でとれたお米が贈呈されました。また選手全員に、勝負の神様である当社の勝守をお頒ちしました。秋保大神様の御加護を賜り、元気に練習に励んで頂き、今後益々の活躍をお祈りしております。

 

例大祭 神輿渡御

9月18日の例大祭2日目、神輿渡御が斎行されました。本年は、神輿渡御が50年ぶりに復活してから3回目となり、町・舘・大原・野中地区を巡行して参りました。

午前10時より御社殿において、無事盛大に神輿渡御を奉仕出来ますように発輿祭が執り行われ、小雨の降る中、宮出しとなりました。当日は雨の予報のため、車での移動も検討しておりましたが、途中から雨が上がり、町集会所・舘集会所・大原総代宅・大東苑・野中改善センターの各御旅所を無事に巡行することが出来ました。各御旅所では、多くの皆様に食事・飲物等を準備して頂きお出迎えを賜りましたことを感謝しております。

来年は、秋保の竹ノ内・国久・石神地区を巡行する予定となっております。当社では神輿の担ぎ手を募集しておりますので、ご奉仕したい方は社務所までご連絡下さい。

 

例大祭斎行 秋保神社神楽・湯立て神事

例大祭のご報告が遅れて申し訳ありません。本年も氏子・崇敬者の皆様から初穂料を御奉納頂き、また多くの企業・団体からご協賛を賜り、9月17・18日と無事盛大に例大祭を斎行出来ましたことを深く御礼申し上げます。

さて、今回はまず例大祭初日に奉納頂きました「秋保神社神楽と湯立て神事」について書かせて頂きます。秋保神社の神楽は、信州諏訪大社より御分霊をこの地に勧請する際、御神体を供奉して下向してきた人達によってもたらされたものと伝えられております。長床を楽屋とし、その前面に厚板を敷き、その四隅に忌竹を立て注連縄を張り巡らした場所にて神楽を舞います。演目は法印神楽の舞を主としており、一部熊野堂系の舞曲を含め、舞型には修験の呪を多く用いています。

神楽が終わると、次に湯立て神事が行われます。これは釜の中で御湯を煮立て、湯の力でお祓いをし、笹葉でかき混ぜた御湯を浴びると1年間、無病息災で過ごせるといわれております。御湯は、秋保温泉の源泉が使われており、当日に秋保温泉旅館組合・組合長佐藤勘三郎殿によって御奉納頂き、神事が執り行われております。また、使われた笹竹は縁起物として参拝者の皆様が持ち帰ります。